こんにちは、くすりやです(・∀・)

2~3年ぶりでしょうか、久しぶりに小説を読みました。
読んだのは伊坂幸太郎の「ジャイロスコープ
買ってからずっと家に眠っていました



短編が7つ掲載されているので、各話の概要と感想を綴っていきます。
※ネタバレを含みます



①「浜田青年ホントスカ

相談屋の稲垣さんと家出した浜田青年のお話
家出した浜田青年は稲垣さんのもとで相談屋のアシスタントとして働き始めます。
「一週間だけ・・・(略)」という言葉で携帯も預け、相談屋のプレハブで寝泊まりを開始した浜田青年
稲垣さんによると一週間後にどうしても対応したくない客がくるのでピンチヒッターをお願いしたいとのこと。
一週間過ごすうちに様々な依頼主が現れ、相談屋の需要が想像以上にあることを浜田青年は知りました。
また稲垣さんの相談のテクニックとして、「何かのせいにしてしまえ」という方針にも気づきます。


約束の一週間後
浜田青年の前に現れたのは稲垣さんでした。

そして一か月前の依頼内容を浜田青年に伝えます。
誘拐した人質を、どこかで安全に換金する方法はないか


続きは本編でお楽しみください。

~感想~
久しぶりに伊坂作品を読みましたが、相変わらず登場人物の個性が好きです。
文字を通して伝わってくる落ち着いていながらもどこかくるっていて、それでいてくるっている方向にしっかり軸がある。
今回の話に出てきた稲垣さんと浜田君もまさにそんな感じでした。
途中の相談屋や、稲垣さんの告白に関する回想、その後の展開で長編でも面白い作品になったんだろうなーと思わせてくれました



②「ギア
ワゴン車でどこかに向かっているお話。
視点は蓬田さん。
どうやら世紀末なのか、街が突然きえてしまったみたい。

ワゴン車はどんどん進み、やがて運転手が
「ゴキブリを一匹見たら十匹いる、という言葉を知っていますか?」
一匹見たら十匹いるっていう言い方変だと思いませんか?
そんな疑問を投げかけます。


そして一匹いたら十匹、二匹いたら二十匹いる動物、「セミンゴ」について解説していきます。



続きは、本編で。



~感想~
正直に言うとこの話をよく理解できませんでした。
小説を読むときはなるべく情景を頭で思い描きながら読みます。
しかし、この話全然イメージが湧いてきませんでした、小説から離れすぎたブランクでしょうか。

とはいえ不思議な世界観は楽しむことができました!




③「二月下旬から三月上旬

主人公慈朗の視点で二月二十七日から三月三日にかけて一日ずつ物語が進みます。

冒頭は母親の入院シーン
慈朗は母から父親が死ぬ前一人でわけのわからないことをしゃべっていたことを教えられます。
さも誰かがいるように振舞って

病室から出るとこの後の話のキーパーソン坂本ジョンが登場
慈朗とは小学生のころからの付き合い


一日ごとに坂本ジョンや妻、子供との会話が続きます
がしかしこれらの登場人物は突然姿を消すかのような振る舞いをしたり、誰もいないような空間から突然話しかけてきたりします。


ある日、坂本ジョンと慈朗は何者かに襲われます。

監禁&拘束されてしまいますが、息子と警察官によって無事に保護
事なきを得ます。


時は流れ、坂本ジョンの葬儀シーン。
慈朗は坂本ジョンの甥から彼の日記を渡されました。


慈朗は坂本ジョンが何年かに一度「日記」を書き始めていたことを知ります。
それもすぐにやめてしまい、大体二月下旬から三月上旬にかけてやめてしまうことも。




~感想~
今回は半分結論まで書いてしまいました。
伊坂作品によく見られる唐突に時世を変えてくるお話でした。
母親の話の伏線からなにか人には見えないものが見えている感を凄い出してきていて
なおかつ時世の切れるタイミングで話がそれとなく続いていくので、違和感はありつつも結論まで読めてしまいました。
最後まで読むとすべてが繋がり違和感解消、そんなお話。


ラストの
どの時代のどの日も、「戦前」で「増税前」だ
という慈朗の思想には今にも通じるところがあり重みを感じました。。


今回はここまでっ

くすりや